【令和の女性社員の扱い方】元社長秘書が伝授!嫌われない魔法術

なぜかいつも会社で女性に嫌われる…なんて思うときありませんか?

それはあなたが女性社員の地雷を踏んで怒らせたのかもしれません。

私は社長秘書として、会社で起きた様々な男女トラブルを見てきたので、実例を紹介します。

あなたのトラブル回避になれば幸いです。

目次

【要注意】女性社員の扱い方でコレをすると地雷です

女性社員の扱い方では、地雷を理解して触れないようにすることが重要です。

地雷を回避すると、女性社員が怒る要素を大きく減らすことができます。

平和なコミュニケーションへつなげる必須要素なので紹介しますね。

女性社員への距離が近すぎる言葉遣い

男性上司から距離感が近すぎる言葉をかけられると、女子社員は警戒心が生まれて一定の距離を保ちたくなります。自分のテリトリーに急にズカズカと入ってこられたような気持ちになって、不快感を抱くからです。

特に最近の若年層は、必要以上に干渉されるのを嫌がります。

私の職場での事例をお話ししましょう。

私の同期が直属の上司に非常に気に入られていました。

同期いわく、

「仕事中ずっとチラチラこちらを見ているのがわかり、常に干渉されている気がする。ことあるごとに近寄ってきて、『疲れてない?』『大丈夫?』と聞かれてうんざり。」

ということでした。

一見、心配してくれてありがたい言葉のように思えますが、私の同期は疲弊していました。

つまり、これこそ「距離感が近すぎる」のです。その後、同期は上司との関係性に耐えきれず、退職してしまいました。

とはいえ、全く心配しないのも良くないんじゃないの?と思いますよね。

実際のところ、女性社員のことを一切心配しないのもあまり良くないので、非常に難しいバランスですよね。

基本的に、女性社員への心配の言葉などは必要以上にせずに「そっとしておく」スタンスがいいでしょう。もし器用な方なら、「干渉していないように見せかける」のが抜群にいいです。

きちんと上司として、女性社員も含めた社内の雰囲気は気にしつつ、本当に必要なときに女性社員への言葉掛けをすることで、とてもバランスがとれます。

干渉されすぎずに掛けられた言葉であれば、女性社員は純粋に、親切なありがたい言葉として受け入れてくれるはずですよ。

女性社員への共感を全くしない

女性は毎月訪れるホルモンバランスの変化によって、会社での感情が不安定になることもあり、自分を抑えて我慢していることが多いです。

しかし時には、意見を言ったり気持ちをあらわにしたりすることもあるでしょう。

その際、上司からの共感が全くないと、女性社員は信頼を持てなくなってしまいます。

「私のことを理解してくれている」と思えなくなってしまうからです。

これは、女性社員が言うことに対してすべて賛同しろ、と言っているわけではなく、賛成するにしても反対するにしても、「理解を示してほしい」ということです。

例えば、私が秘書をしていて、社長に言われて嬉しかった言葉を紹介します。

【社長から賛成されたときの言葉】

あなたの言う通りその件は早く先方へ連絡すべきだから、先にお願いね!」

【社長から反対されたときの言葉】

その件を僕に伝えてくれたことは嬉しいけど、今は必要のないことだから断ってくれる?」

どちらも社長が私への理解を示してくれている言葉があり、心地よいコミュニケーションが取れたケースです。

私は秘書の仕事していたとき、「社長にこんなこと言って大丈夫かな…」と常に緊張していたのですが、社長が共感の言葉をひとこと添えてくれるだけで、いつも緊張がやわらいでいました。

上司である以上、女性社員を注意すべき場面も多いと思いますが、共感の気持ちを伝えるだけで、女性社員の反応は変わるはずなので、試してみてくださいね。

女性社員の容姿に触れる

コミュニケーションの一環であったとしても、女性社員の容姿について触れるのは注意がが必要です。

大抵の人は悪気がないと思いますが、「髪切って、似合っているね」「ちょっと痩せた?」などの容姿に関する発言は控えましょう。

女性は会社で男性上司から「素敵だね」とか「似合っているね」といったニュアンスの言葉を言われると「セクシュアルハラスメントさ」を感じて嫌な印象を抱いてしまいます。

私も男性上司から容姿を指摘される言葉をかけられたことがありますが、「悪意」は感じないものの、「ちょっとイヤだな…」といつも思っていました。セクハラで悩む後輩の女の子から相談されたことも何度もあります。

もし触れるなら、「髪切った?」などと単に尋ねるだけにするようにしましょう。その際、口調も非常に大切です。柔らかいトーンで尋ねるようにしましょう。

長く関係性が築けている女性社員に、軽く触れる程度で言うのは問題ありませんが、まだ関係値が浅い女性社員に容姿を指摘するような言葉は控えてみてくださいね。

女性社員との接し方のポイントは?

女性社員との接し方のポイントは、共感的な姿勢で、相手の気持ちを尊重してあげることです。

具体的シチュエーションを含めて紹介するので、よければ実践してみてくださいね。

女性社員の感情を重要視する

女性の感性の特徴として、他人の感情や視点に敏感である傾向があります。一般的に女性は「共感力」を大切にするので、相手に共感すれば思いやりを持って接してくれるようになるでしょう。

では、女性社員から共感されて信頼されるためにはどうするのか。

それは、女性社員の感情を理解していることが伝わるような言葉をかけること。

具体例でいうと、

女性社員が仕事で何かを成し遂げたのなら、

「あなたのここが良かったから成功したんだね」と相手のいい部分を共感し、

女性社員が悩みを打ち明けたのなら、

「一緒に解決策を見つけよう」などと協力的な言葉をかけてあげるということです。

上司からそういった言葉をかけられると、女性社員は「自分の感情を受け入れてくれたんだ」と信頼感をもつようになります。

一般的に女性は、感情表現がオープンになることが多いので、女性社員の感情の変化が激しいときは、「何を考えているのかわからない…」と思うこともあるでしょう。

そんなときは、『女性社員の感情を重要視する』というポイントを思い出して、相手が喜んでいるときは喜びを分かちあい、困難な状況のときは共感して助けの手を差しのべてあげてくださいね。

男性上司と女性部下という距離感を守る

前章で、“距離が近すぎる言葉遣いは地雷”とお伝えしましたが、女性はあくまで仕事のあいだは「上司と部下」としての関係性が心地良いと思っています。

その関係値を超えた、友達のような、彼氏のような近すぎる距離感は不快感をもたれるので控えましょう。

私の経験談ですが、

私が秘書として社長を尊敬できていたのは、「上司」としての立場を貫いてくれたからです。

例えばよく社長から言われたのが、「忙しいところ申し訳ないのだけど、手が空いたら○○お願いね」という言葉。

私の忙しさに共感をしてくれるけど、社長として頼むべきことはビシッと頼み、「私の上司である社長」として接してくれています。

ほどよく距離を保ち、常に上司らしくいてくれたので、私は安心して仕事ができていました。

女性社員の感情を理解してあげるのは大切ですが、過剰に気を遣ったりスキンシップを増やしたりする必要はありません。

上司らしい距離感で適切なコミュニケーションがとれるようにしましょう。

不意打ちで褒めてあげる

一般的に、女性には承認欲求があり、仕事で褒められて不快に思う人はいません。

仕事で頑張ってくれたことや成果があれば、褒めてあげることで女性社員のやる気にもつながります。特に、不意打ちに褒めるのは非常に効果ありです。

例えば、毎日女性社員が当たり前のようにやってくれていることだけど、実際やってくれなくなったら困るよな…なんていう仕事ありませんか?

私は社長から、いつもやっているちょっとした雑用に感謝されたときは、ビックリしましたが、非常に嬉しかったです。

私が体調不良で数日休んだときに、その雑用をいつもやってくれていることに気づいて、感謝の気持ちを伝えてくれたようでした。気づいたときに、すぐ伝えてくれるのもすごく嬉しいですよね。

このように普段目が向けられることがない細かな仕事に対して褒められると、女性社員は不意をつかれて嬉しくなり、上司への信頼感も生まれます。

これからも頑張ろう!とやる気も満ちてくるはずです。

もちろんどんな仕事であっても、褒められることは女性社員のパワーにつながるので、感謝の気持ちや褒め言葉は、どんどん積極的に伝えてあげてくださいね。

最後に、実際に効果的であった魔法の褒め方をお伝えしちゃいます!
興味のある方は、ぜひ目を通して見てくださいね。

女性社員に好かれる魔法の褒め方は?

私は社長に言われて嬉しかった褒め言葉や、会社で女性社員から信頼の厚かった男性上司の人の褒め言葉をまとめると、共通点が見つかりましたよ!

褒め方次第で、信頼度の急上昇はまちがいないので、一気に紹介しますね。

まずは一言目にありがとう

仕事で忙しいと忘れてしまいがちな、感謝を伝える言葉、「ありがとう」。

会社で、特に上司から言われる「ありがとう」は、女性の部下からしてみれば、非常に心強さを感じます。

秘書的な立場の例で話すと、社長から「ありがとう」と言ってもらえた時はこんなことを感じていました。

自分の仕事を受け入れてもらえて嬉しい

丁寧に仕事してよかった!またがんばろう!

自分のしたことが会社で役に立ってよかった!

仕事をしたあとに感謝の言葉を言われると、会社での自分の存在価値を実感することができ、自己肯定感があがります。また、自己肯定感をあげてくれた上司に対しても強い信頼をもつようになります。

一方、感謝の言葉があまりない上司にはこんなことを感じてしまっていました。

この仕事しないほうがよかったのかな…

あれ、私の伝えたいこときちんと伝わっているかな…

会社であまり役に立てていないのかな…

なんだかずっとモヤモヤとしてしまう感じです。

同じ仕事をしたとしても、男性上司と女性部下とのあいだに「ありがとう」があるのとないのとでは、歴然の差があると思います。

仕事での「ありがとう」を通して、お互いの気持ちよくコミュニケーションが取れるだけでなく、女性社員の自己肯定感があがれば、次の仕事もやる気に満ちて続けてくれます。

お互いに感謝の言葉があふれる雰囲気って、理想の環境ですよね。

仕事のことを具体的に褒める

女性社員の仕事を褒める時に、より効果的なのはピンポイントで言ってあげることです。

フワッと「すごいよね~」と褒めても、女性社員の中では、「私って本当にすごいのかな…」という疑問が残ります。

一方、こんなふうに褒められたらどうでしょう。

「●●さんのしてくれた〇〇の件のおかげで、上手くいったから助かったよ」

「あのとき○○な行動ができるのは、●●さんだからこそだよね」

具体的な仕事の側面を褒められると、自分が褒められたのだという認識が強くなり、仕事の成果に共感してもらえたことをとても嬉しく感じるのです。

自分を認めてくれる上司の存在は、女性社員の自信になり、仕事を続けていくうえでの原動力にもなります。

女性社員が仕事で成果があげたときには、上司として一緒に応援しよう!という気持ちで、ぜひ褒めてあげてくださいね。

頼りにしていることを伝える

女性社員の中には、会社で自信がない、または会社での自分の価値が見いだせない、

といった理由で仕事にやる気がでないという人も多いです。

やる気がない女性社員を見ると、ついつい叱ってしまいたくなる気持ちもわかります。

もちろん必要であれば、注意をしても構いません。

しかし、その女性社員にまだ続けてほしいのであれば、できればその人の良い部分や頼りにしている部分も見つけてあげてください。

もし女性社員に注意するなら、こんな言葉をかけてあげてはどうでしょう。

「この仕事は、●●さんにしかできないと思うから、本当に頼りにしているんだよ」

頼りにされているならもっと頑張ってみよう!と女性社員も感じるはずです。

人には必ず、その人だからこそできる仕事や、その人だからこそできる役割というのがあると思っています。

私の秘書の後輩で、心配症すぎる子がいました。

当時の私は、「そんなに心配しすぎていたら全然仕事が進まないじゃん」と少しイライラしてしまっていました。

しかしある日、その子の心配症のおかげで、ある問題点に気づき、社長の仕事に支障が出るのを防げたことがあったのです。私には全く気づけなかった部分でした。その子だからこそ気づけて修正ができたのです。

その時、私は反省と感謝をしました。

自分ができる仕事は自分が全うし、周りにしかできないことは周りを頼りにして、仕事を円滑に進めるのは、本来あるべき姿なのかなと思います。

男性上司と女性社員の間にも、そんな快適な空間が生まれるように、女性社員の頼れる部分を見つけて伝えてあげてくださいね。

まとめ

女性社員との付き合い方は、時代が移り変わる今、悩ましい部分でもあるでしょう。

しかし、今回お伝えした接し方を少しずつでも取り入れていただければ、反応は変わります。

お互いに心地よいコミュニケーションにつながるといいですね。

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この記事を書いた人

はじめまして、社長秘書ライターa✳︎です。
ブログを見ていただきありがとうございます。

これまで、企業の社長秘書・会長秘書を勤めてきて、
秘書業務や人事関係・経理関係の仕事などに携わってきました。

秘書をしながら多くの分野、役職の人たちと関わることができたので、
その中で見つけた大人たちの悩みや想いを共有したく、発信しています。

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