秘書って「華やか」「綺麗な人ばかり」「特別扱い」みたいなイメージありませんか?
それってちょっと合ってて、ちょっと違うんですよね。
時には世間のイメージとは真逆の“地味さ”もありますから。
そこで秘書のリアルな実態を、経験をもとに「秘書のあるある」としてご紹介!
【秘書あるある】リアルな秘書ってどんな感じで仕事してるの?
リアルな秘書の1日は、世間なイメージとは若干違いますよ!
よくある世間の秘書のイメージは、
- 「社長の側にいて華やかだ」
- 「特別に優遇されているポジションのようで羨ましい」
- 「外見がキレイな人が多い」
- 「品があって知的な人ばかり」
- 「自信に満ちあふれている」
華やかで、優遇されて、常に身なりを綺麗に整えて、少し異空間なところで仕事をしているように思われがちですが、実際はもっと現実的です。
経験をもとに、リアルな秘書の仕事の様子をお伝えしましょう!
脚光をあびて注目されるような場面は、ほとんどありません。
会議や打ち合わせの際には、事前資料作成、場の整備、スムーズな進行のために目立たない努力を重ねる毎日。
ただ、影の努力を近くで見ている社長から、直接感謝の気持ちを伝えられることも少しはあるので、それは嬉しいポイントです。
あとは、ちょっとした小話でいえば、たま~に珍しい高価なお菓子がもらえたり…。これも社長からのちょっとした感謝の気持ちなので、別に優遇されているわけでもなんでもなく、リアルはこんな感じなのです。
秘書は外見がキレイな人が多いイメージがありますよね。もちろんキレイな人が選ばれる側面もゼロではないですが…
ただ経験談でいうなら、キレイな人が選ばれるというよりは、
上品さや綺麗さを毎日継続できる人
が選ばれているのだといえます。
秘書である以上、外見的に品のある華やかな雰囲気を作っておくことは大前提ですし、会社のイメージにもつながるので、身なりを綺麗でいようとする努力は必須ですから。
それに華やかに見える裏側には、ミスの許されない場面でのプレッシャーや、お偉いさんたちが集まる場面での度重なる緊張感などもあります。
ただただ華やかに見えるだけの世界では全くないんですよね。
秘書たちが共感する【秘書あるある】をご紹介!
ここでは全国の秘書たちが共感しそうな、あるあるエピソードをいくつか紹介します!
秘書がよく聞かれる質問あるあるベスト3
世間の秘書のイメージからなのか、よく聞かれる質問があるので、3位から順番に発表しますよ!
「秘書ってスペック高い人との出会い、やっぱり多い?」
第3位出会いが全然ないわけではないです。
ただ、毎月何人も出会えるか?と言われると、全く違いますね。
経験談でリアルな話をすると、
秘書は、取引先の社長さんや幹部の人たちと社長の代わりにやり取りをしたり、来客対応で話したりすることは多いですよね。そのちょっとしたタイミングで連絡先を渡されたり、ご飯に誘われたりすることは、少しだけありました。
でも、それも1年に1回あるかないかくらいですし、その頻度でいえば他の仕事との出会い率とも大して変わらないじゃないかと…
よって現実的にいえば、スペックの高い人との出会いが多いとは言えないでしょうね。
「秘書って社長の好みで選ばれてるの?」
第2位これは、どんなに綺麗ごとを並べたとしても、否定できない事実だと思います。
でも言われてみれば当然です。
自分の好まない人間を自分の側には置きたくないですからね。
実際に見たことある現場では、秘書の採用に関しては社長が特に念入りに応募者の履歴書を確認していました。
ただ、見た目だけで判断しているのではなく、会社の風土に合いそうな雰囲気かどうか、社長とのビジネス相性が良さそうかどうかなど、いろんな側面から見て、社長の好みに合うかどうかを見ていましたね。
秘書が社長の好み選ばれるというイメージは、当たっているでしょう。
「秘書って特別に給料多めにもらえたりするの?」
第1位実際にあった話では、何年も社長のそばで真面目に働いた秘書が、あるボーナスのタイミングで、社長のご厚意で額面を増やしてもらえたということがあります。
常に、他の社員より多くの給料がもらえるということではないし、ただ頑張りが認められて、その年のボーナスが社長じきじきにアップされた、という話ですね。
秘書だからといって給料を多めにもらえることはないので、特別待遇を受けているわけではありません。
ただ、仕事を認めてもらえる直属の上司が社長になるので、「社長に認めてもらえる機会が多い」という面でいえば、頑張りがいはあるといえますね!
秘書が社長に抱く本音あるあるとは?
秘書をしていると、近くで社長の様子を観察できるので、日ごろ社長に対して思う本音のあるあるを紹介します!
「せっかちだな~」
これはどちらかというと、いい意味で!ですね。
社長の仕事姿を見ていると、短時間で大きなお金を動かすこともあるので、とにかく早く行動!早く仕事!という感じ。
周りの人への仕事依頼スピードもせわしなく、少しでも遅れていることがあると、ソワソワイライラしているので、はたから見ると「めちゃくちゃせっかちだな~」と見えます。
でもこれは、毎日いくつもの仕事のことを並行して考えて、こなして、お金を稼いでいるからこそであり、誰にもできることではないので、経営者としては良い側面ですね。
「社長も人間なんだなあ」
社長のすごいところ、苦手なところ、真剣な姿、悩んでいる姿、落ち込んでいる姿。
毎日一緒に仕事をしていると、社長のちょっとした変化で気持ちがわかるようになります。
いろんな面の社長を見ていると、口には出しませんが、社長も人間なんだなあと思うんですよね。
どんなにすごい社長であっても、やっぱり人間なんだな~と、秘書たちはひそかに思っているはずです。
「社長との距離感がむずかしい時が…」
仕事中は、キリッとした空気で仕事に徹すればいいので、やりやすいのですが、急になごやかな空気になって世間話などが始まると、秘書としてどこまでくだけて話していいのかと難しく思うことも。
社長が気を遣って、気の和む話をしてくれているのがわかる分、こちらもそれに答えたい気持ちはある…。でもやっぱりどうしても他の社員さんたちと話すようなムードでは話せない部分がありますよね。
「社長っていろんな顔を使い分けるんだな~」
社長の内部での顔ももちろん知ってますから、取引先との面談などを見ると、外向けの顔をたくさん持っているな~!と。
この取引先はちょっと強気にいけるんだな~とか、この人は苦手なんだなとか、あ!今ウソついたなとか(ビジネス上で必要なウソ)。
社長ほどいろんな顔を持つ人はいないのでは?と思う秘書も多いはず。
「この部分は信頼してもらえているんだな、この部分はまだ疑われているんだな」
秘書は仕事上、社長の感情を読むのが1番得意になるので、自分に対して向けられる社長の感情にも敏感です。
頼りにされている部分や、認められていない部分も秘書なりに理解しています。
だから、秘書に安心している時と、秘書を疑っている時がよくわかるようになるのも、あるあるですよね。
おまけあるある「この早退は仕事じゃない予定だろうな~」
社長だから全く問題はないのですが、仕事が理由じゃない早退の時は、どんなに隠していても雰囲気ですぐわかります。(笑)
後ろめたい気持ちもあるのか、ぎこちなさが顔に出ているんですよね。
社長としても、いくら上の立場とはいえ、従業員の顔色も気になるのでしょう。
仕事ができるようになると、ついついやってしまう秘書あるある
秘書として長く働き、一人前に仕事ができるようになるとついやってしまう、あるあるな行動を紹介します!
社長の気持ちを考えて先回り
秘書としての経験が長くなると、社長の状況を見て、依頼されそうな仕事を先読みできるようになるので、頼まれる前に準備できるようになります。
「社長専用の気配り」がいつのまにか身に付いてますね!
社長に感化されて自分の仕事スピードもアップ
社長から、スピード重視かつ確実な仕事を求められるので、社長の要望に合わせたフォローやアシスタントをしなければ!と思い、仕事が早くなるものです。
起こりそうなトラブルの回避
社長の身の回りの仕事に慣れてくると、「あ!なんか、ここは突き詰めておかないと問題が起きそう!」と直感が働くようになるので、あらかじめの対策ができるようになります。
あと、万が一トラブルが起こったときの想定も癖づくようになることも。
スケジュール管理についついこだわってしまう
仕事ができるようになると、効果的な予定の組み方がわかってくるので、「もっと効率的に、スケジューリングしてみよう!」とついつい予定管理にこだわりを持ってしまうこともあります。
予定をキレイに無駄なく割り当てられたほうが社長にとってもメリットがあるし、秘書として無意識的にそうしなきゃ!と思うようになるので、気づいたらこだわりが生まれるんですよね。
こんな感じで、“仕事ができるようになった秘書のあるある”を紹介してみました!
このあるあるを実感しているときって、秘書としての成長も感じるときでもあるので、秘書としての嬉しいあるあるでもあるかもしれませんね!
また、“仕事ができる秘書”に関連して、他にもこんな記事もあげていますので、気になる方はのぞいてみてください。
“仕事ができる秘書あるある”以上のもっと具体的な内容を載せています!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!