秘書というと「上品・華やか」「美人な女性が多そう」「性格がきつそう」みたいなイメージありませんか?
たしかに綺麗な人が多いこともありますが、地味な一面もあるんですよ。
実際に秘書の仕事が合わずに辞める人も…
ここでは、リアルな秘書の姿を追っていきます!
秘書の世間のイメージって?
秘書のイメージを聞くと、
“仕事が華やかそう”
“美人な人が多そう”
“性格がクールそう”
などを思い浮かべる人が多いはず。
実際はどうなのかが、気になるところですよね。
さっそくリアルな秘書界を紹介していきます!
秘書の仕事ってどんなイメージ?実際は?
まずは、秘書の仕事のイメージについて。
秘書の仕事は、
- 仕事ぶりが華やかそう
- 高級オフィスで働けそう
- 社長に気に入られてそう
- チヤホヤされてラクに仕事してそう
- 難しい仕事はなさそう
こんな印象をよくもたれます。
じゃあ、実際は?
秘書だからといって、綺麗な高級オフィスで華やかに働けるかというと、そうではありません。
よくドラマで見るようなエレガントチックな秘書は、ひとにぎり。
秘書は、経営者や上級管理職のそばで働くものの、仕事内容としてはあくまで、裏方のサポート役です。
普通のオフィスでアシスタント業務をコツコツこなすのが毎日!
ただ、最近の秘書は昔のように、ただ事務作業だけをこなすような簡単なものではないです。
秘書にも“自主性” や “創造性”が求められる時代ですから、自分から業務フローの改善策を提案したり、独自の効率的なアシスタント法を提供したり。
スキルや資格を持った秘書も増えてきていますね!
それから皆が気になるであろう、「社長に気に入られているのか」「チヤホヤされるのか」に関して
答えですが、ん~…これはズバリ、「YES」です。
それはもちろん、社長が雇うわけですから、社長が好む人柄や外見、能力で選ばれています。
ただ、周りからは「チヤホヤされる」というよりは、「丁寧に対応される」といったほうが近いかも。
秘書は社長の側近なので、取引先からも社長と同じくらい丁寧に対応されることが多いです。
そのかわり秘書は、取引先からしてもらう丁寧な対応を超えるくらいのクオリティで、相手にも丁寧なもてなしをすることが必須ですけどね。
秘書は女性が多いイメージ?
続いては、秘書に女性が多いというイメージについて。
これは、紛れもなくそうです。
最近になって少しずつ男性も増えてはいますが、圧倒的に女性ばかり。
なぜかといえば、主な理由は、
- 秘書と言えば女性という印象が強すぎて男性が躊躇してしまう
- 世話役的な仕事も多く、男性に人気がないから
- 他の業種に比べて給料が低いから
- 長く務めるのに現実的ではないから
- そもそも経営者などにはまだまだ男性が多く、雇う側が女性の秘書を好むから
サポートする役割は女性が適しているという昔からの概念は根強く残っているし、秘書になりたいと思うのも女性のほうが多いです。
さらに、女性秘書のほうが需要が高いのも現状であり、需要と共有の面で一致しているからこそ、女性ばかりになるのですね。
秘書は美人ばかりなの?
女性ばかりの秘書界の中で、美人は多いのか?
答えは、「YES」と言うほうが誤解がないかと。
実際に見てきた秘書さんたちは、やっぱり美人さんは多かったです。
ただ、美人が多いというより、「美意識が高い人が多い」のほうがシックリきます。
秘書は会社の評判にもつながる立ち位置ですから、ある程度身なりは美しくしておかないといけません。
そういう意味では、「美意識が高い人」が秘書に選ばれることが多いといえるでしょうね。
秘書の性格のイメージは?
秘書の性格のイメージってあまりよくなくて、悪い印象が多いんですよね。
よく言われるのが、
- 性格が悪そう
- 言葉がきつい
- プライド高そう
- わがままそう
クールでビシッと決めている秘書も多いので、このような印象になるのでしょう。
実際にはどうなのかというと、「65%は合っている」と言えます。
実在した女性秘書で世間のイメージ通りの人がいたので、例としてお話しすると、
- 社長以外なら先輩でも強気
- 他の女性社員としょっちゅう揉める
- やりたくない仕事には「それって私がしないといけないんですか?」
- 男性社員からも怖がられる
みたいな人はいました…
秘書全員がこんな感じというわけではないですが、やはり平均よりは「強めな女性」が多いと思いますよ。
「秘書はやめといたほうがいい」というイメージは多い?
秘書はやめとけ~なんて声もよく聞きます。
理由として、秘書にこんな印象があるから。
- キャリアアップしにくい
- 仕事に飽きる、楽しくない
- 社長のいいなり
秘書はキャリアアップのスピードこそ早くないですが、社長に認められたら給料アップされることもありますよ!
それに、大変なことももちろん多いですが、楽しかったり、得したりしたこともたくさんあります。
秘書の良い面・悪い面、秘書の給料アップの秘話など、それぞれエピソードがありますので、紹介していきますね!
秘書をやって良かったこと・悪かったこと
秘書の仕事の良かったことと悪かったことを挙げてみましたよ。
良かったこと
- 仕事を頑張ると社長がじきじきに感謝の言葉を伝えてくれる
-
「社長から感謝されたんだ」ということが自信にもなり、1番のやりがいにもなります
- 秘書業務として多くの分野のアシスタントをするので、幅広く社会を勉強できる
-
サポート役として複数の業務に関わるので、知識が自然と増えます
- 社長を近くで観察できるので学べることが多い
-
世の中の社長に学びたい!という人も多い中、その仕事ぶりを間近で見られることはとても刺激的で貴重な体験ですよ!
- 仕事が社長に認められると他の社員さんたちからも認められる
-
社長が認めてくれると、その連鎖で他の社員さんも認めてくれるようになるので、会社での安心できる地位が築きやすいです
- 社内で顔が広くなるので仕事がやりやすくなる
-
秘書は社長の代わりに社内の人とやり取りすることも多いので、よく知ってもらえます。いろんな人と仕事の関係値を築きやすくなるので、心地よく仕事ができるようになりますよ!
悪かったこと
- 社内外ともに上層部の人たちばかりと関わるので常に緊張感がある
- ミスをした時は社長周りの仕事に影響がでるので、心が折れそうになることも
- 社内の人とうまく関係値を築けないと孤立することもある
秘書をやって悪かったことも多少はあるのですが、仕事に慣れて「できる秘書」にさえなれば、嫌なことはほとんど起きなくなるんですよ!
できる秘書になれたとき、どんな楽しさがあるのか紹介しますね!
できる秘書になると楽しい
経験を積んで仕事に慣れていくと、安定して各分野のアシスタントをこなせるようになるので、新しい仕事依頼も増えます。
会社でいろんな人から“頼りにされている” “必要とされている”ということを実感できるようになって、各段に楽しくなりますよ。
それまでは、どうしても事務的な地味な仕事も多く、やりがいを見い出すのが難しいのですが、事務仕事以外でも頼られるようになったときこそ、秘書として一人前なのです!
「できる秘書」になると、なんだかキャリアウーマン!って感じで、自分で自分を「かっこい~!」なんて思えて、自己効力感もあがります。
それがさらなるやる気にもつながり、社長の役に立てることも増えるので、社長にとってもきっと嬉しいはず。
ココで給料のコッソリ秘話
他の社員さんたちにはあまり大きな声では言えなかったですが、秘書の仕事をがんばって社長にきちんと評価されると、社長がさりげなく給料をあげてくれることもありましたよ。
でも、決してサボっていても貰えたお金ではなく、努力が認められてもらえたときの対価です。
だから、噂であるような、“秘書だけ特別待遇で給料アップ”なんてことはないですが…
ただ、社長に認めてもらえるっていう点では、ちょっとした“特別感”は感じられるかもしれません。
これもまた、秘書の仕事を楽しいと思えるきっかけになりますね!
最後にどんな人が「できる秘書」になりやすいのか、秘書に向いているかどうかの視点から考えていきます!
秘書のイメージから向いている人を考えよう
これまで多くの「秘書のイメージ」について話してきましたが、総合的に判断して、どんな人が秘書に向いていると言えるのかをまとめていきましょう。
秘書に向いている人とは、
- 一歩下がって人をサポートするのが好きな人
- おもてなし精神がある人
- 地道なコツコツした努力ができる人
- 細かい仕事を丁寧にできてミスの少ない人
- 美意識が高い人
- 人と話すのが上手く、対人スキルがある人
これらに多く当てはまれば、たとえ最初は秘書の仕事を楽しいと思えなくても、すぐに「もう辞めたい!」なんてことはないはず。
すぐに辞めずに地道に仕事を続けることができるので、知らないうちにスキルが身について、「気づいたらできる秘書になれていた!」なんてことも!
経験談ですが、世間の想像以上に、秘書の仕事は続ければ続けるほど、知識とスキルが身につくものです。
業務で関わる分野が多い分、日々いろんな知識が飛び交っていますからね。
それを着実にものにできる人は、秘書に向いていますし、キャリアアップもしていけます。
いつか、世間のイメージをくつがえす秘書になれるかもしれませんね!
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